よくある問題と改善策
年間休日の定めについてよくある問題の一つに、労働契約通りの休みが得られないことが挙げられる。条件に反して不当に休みが少ないと心身を壊しかねないことから、早急な対策が必要だ。不当に休みが少ない場合は、まずは会社に相談することが大切だろう。上司に相談するだけでなく、労働組合があれば協力を要請するとスムーズに交渉できる可能性が高まる。休みを要求する以外には、割増の賃金を要求する方法も一つだ。実際にどの程度の賃金を要求できそうかなどは、自分の労働時間や給料から計算してある程度把握できる。組織内での解決が見込めない場合は、労働基準監督署を活用すると確実だろう。監督官が会社を調査し、問題があれば待遇の改善や指導を実施し、特に悪質と判断されると刑事的な対処に進むこともある。
さらに、弁護士に依頼するのも良い。労働契約に反しているかどうかなど、専門的な視点からアドバイスをもらえる。年間休日数を提示されるだけでは、イメージが難しいこともあるだろう。もし休みが少なく困っているなら、実態として自分がどの程度休めているか定期的に確認したい。法的に問題を解決するには、証拠保全が大切だ。不当に休日の勤務依頼を受けているメール、タイムカードに記載されている労働時間、通勤に利用しているICカードの明細など行動する前にできる限りの証拠を集めておこう。身の危険があると感じたら、即座に転職を検討するのも手だ。くれぐれも体は大切にしよう。
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